Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
近代語授受動詞に視点が生じた過程を明らかにした。近代語のヤルは「私が〜にやる」、クレルは「〜が私にくれる」、モラウは「私が〜にもらう」のように、一人称から見た授受表現である。三語は「私」を中心とした一人称寄りの視点を持つ。この理由を、室町時代中期からテ形+補助動詞の形式が発達した結果であると考えた。テクレで依頼、テヤロウで意志、テモライタイで願望の表現が発達した結果、主語や与格との関係に人称制約が生じ、本動詞に視点が生じたと結論づけた。
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『東アジア日本語教育・日本文化』第十二輯
Pages: 83-92
中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要 第41巻
Pages: 19-24
中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要 第40号
Pages: 11-17
日本語の研究(『国語学』通巻230号) 第3巻3号
Pages: 1-16