2008 Fiscal Year Annual Research Report
非母語話者日本語教師による音声指導法確立のための基礎研究
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18720137
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
磯村 一弘 National Graduate Institute for Policy Studies, 政策研究科, 准教授 (00401729)
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Keywords | 音声教育 / 発音 / 海外 / 非母語話者 / ノンネイティブ / 教授法教材 / アクセント / イントネーション |
Research Abstract |
最終年度である平成20年度は、以下の活動を行った。 1) 非母語話者教師を対象とした教授法教材の刊行 これまで3年間の研究成果を生かしつつ、非母語話者教師の使用を前提とした音声教授法のための教材『音声を教える』を執筆、作成し、2009年2月に刊行した。この教材は、非母語話者の視点から日本語音声指導法を分析した上で、より効果的な日本語音声指導法を検討、整理し、まとめたものである。また教材に付属するCD-ROMに、作成した日本語音声に関する資料を収録した。 2) 研究成果発表 海外の教育現場で教える現職の非母語話者日本語教師を対象とするアンケート、『日本語音声教育に関するアンケート』を引き続き実施し、この結果を海外の学会で発表した。このアンケートは、海外の非母語話者日本語教師による日本語音声教育の現状と問題点を把握することを目的としたものである。また筆者が研究協力者となり作成し、前述1) の教材に収録した日本語音声MRI動画資料についても学会で発表を行い、概要を報告した。 3) その他 当研究によって得られた成果を公開するためのウェブサイトを作成、公開した。その他、国内外の学会等で日本語教育、日本語音声教育等の関連分野に関する資料収集を行い、この結果を1) の内容に反映させた。
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[Presentation] タイ人教師による日本語音声教育の現状調査2008
Author(s)
Yupaka Siriphonphaiboon、磯村一弘、Pakatip Skulkru
Organizer
日本語教育国際シンポジウム「東南アジアにおける日本語教育の展望」
Place of Presentation
Ambassador Hotel, Bangkok
Year and Date
2008-10-16
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