2007 Fiscal Year Annual Research Report
ドリルによる手続き的知識の獲得とインタラクションがもたらす新しい英語教授法の研究
Project/Area Number |
18720148
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Research Institution | Hokkaido Institute of Technology |
Principal Investigator |
工藤 雅之 Hokkaido Institute of Technology, 工学部, 講師 (10321374)
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Keywords | CLT / EFL / WBI / 認知負荷 / 学習効率 / 言語習得 / スキーマ獲得 / ドリル |
Research Abstract |
本年度の研究成果は、以下の2点である。 1.背景理論の構築と実験変数に関する考察 研究の2年目の成果は、先に挙げた目標を達成するために必要な基礎理論の構築と実験変数の設定がほぼ完成に近づいたことだ。教育工学で重要性を増しているCognitive Load Theoryを応用し、認知負荷を小さくすることにより、parsing能力のスキーマ化とその発達を促進することができ、その結果としてreading comprehensionの増大が望める。また、直接スキーマとして構築される知識は、多くの場合手続き的知識によって構成されているので、3年目の研究では手続き的に学習できるparsing能力の向上を目標とした学習装置を構築し、その効果を測る。 2.研究成果発表 昨年度中の研究成果の発表は、三回の口頭発表で行われた。1回目は、E-learn'07に於いてCognitive Load Theoryを基本理念に掲げたWBI教材の在り方を発表した。2回目は日本教育工学会23回全国大会で携帯電話をサポート機として使用した場合の学習者環境の整備に関する発表を行い、3回目は、2007年国際基督教大学-ソウル大学教育学大学院フォーラムで学習と感情を個人差の中で解決するためにどう2つの概念を結びつけるかをself-efficacyとの関連において行われた。
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Research Products
(3 results)