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2006 Fiscal Year Annual Research Report

室町期京都の幕府-寺社権力と祭礼

Research Project

Project/Area Number 18720175
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

三枝 暁子  立命館大学, 文学部, 講師 (70411139)

Keywords北野社 / 室町幕府 / 北野祭 / 西京神人 / ずいきみこし / 非人 / 公人 / 東寺
Research Abstract

1.研究成果を2つの論文にまとめた。
(1)室町期の北野社(北野天満宮)の祭礼がどのように運営されていたのか、史料を読み考察した。その結果、平安期にはじまり南北朝内乱期に衰退していた北野祭が、室町幕府の後援のもとで新たな祭礼として再編されることが明らかとなり、その成果を論文「北野祭と室町幕府」としてまとめた(2007年4月刊行の、論集『中世寺社の都市・権力』山川出版社、に掲載される予定)。
(2)上記の北野祭で祭礼費用を負担した、北野社西京神人の存在形態について分析し、論文「神人」としてまとめた(2007年4月刊行予定、『身分的周縁と近世社会』吉川弘文館、に掲載される予定)。
2.京都における室町幕府や寺社権力の支配構造にかかわる3つの研究報告を行った。
(1)2006年7月1日、部落問題研究所で開催された日本史研究会中世史部会で、「非人の職能をめぐって」と題する研究報告を行い、寺社及び室町幕府の非人支配のあり方について検討した。
(2)2006年8月6日、ウィメンズプラザ京都で開催された「東寺文書研究会」で、「東寺の引付にみる中世京都の家屋所有」と題する研究報告を行い、寺社領における「家持-借家人」関係の成立について検討した。
(3)2006年10月29日、同志社女子大学で開催された部落問題研究所研究者集会で、「中世寺社の公人」と題する研究報告を行い、寺社権力の神人・非人支配の要となって活動した公人について検討した。
3.室町期の「北野祭」の名残をとどめる現在の「北野ずいきまつり」の調査をした。
・具体的には2006年9月〜10月初旬にかけて、「西京ずいきみこし保存会」の活動を取材・記録した。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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