2007 Fiscal Year Annual Research Report
モンゴル帝国期の国際貿易と多言語環境下の文書行政の関連性に関する基礎的研究
Project/Area Number |
18720193
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
四日市 康博 Kyushu University, 人文科学研究所, 講師 (40404082)
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Keywords | 中世史 / 中国史 / モンゴル史 / イスラーム史 / 古文書学 / ディァスポラ / 国際情報交換 / イラン:イギリス:ドイツ:オーストリア:中国 |
Research Abstract |
研究目的で挙げた検討点1(国家・社会・商人の関係)に関しては、クアラルンプールで開催されたThe 5th International Convention of Asian Scholars(2007.8)のパネル"Indian Ocean,Southeast Asian, and East Asian Conncction:Intra-Asian Trade during the 13^<th>-18^<th> Cerrturies"において"lntra-Aslan trade from the perspective of the Eurasian trade networkunder Mongol rule in the 13th and 14th centuries"という題目で発表した。検討点2(多言語環境下における文書行政構造)に関しては、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の羽田亨一教授との共同研究「イラン・イルハン朝期多言語複合文書の発展的研究」をおこない、ウィーン、ミュンヘン、テヘランなどで情報交換をおこなった。得られた知見の一部は「ユーラシアの東と西におけるモンゴル文書形式の影響」(平成19年度九州史学会シンポジウム「文書から見たアジアの外交」福岡、2007年12月)において報告をおこなった。検討点3(商人と官僚の提携関係)は検討点1と相関的な関係にあるが、両者の研究実績として、ミュンヘン大学アジア学研究所で開催されたlnternational Symposium:The East Asian Mediterranean-Maritime Crossroads of Culture,Commerce,and Human Migration、(Munchen、2007年11月)において、"From Eurasian trade to Intra-Asian trade:impacts and impllcations of the Mongol hegemony for Maritime Asi"という題目で報告した。
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Research Products
(3 results)