2007 Fiscal Year Annual Research Report
多民族共生の実相と理論;エストニアの民族間関係に関する実証的研究
Project/Area Number |
18720207
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小森 宏美 Kyoto University, 地域研究統括情報センター, 助教 (50353454)
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Keywords | 歴史認識 / 社会統合 / ロシア語系住民 / 教育言語 / エストニア |
Research Abstract |
《研究動向の整理》 2007年4月にエストニアの首都タリンで、歴史認識の違いを契機とする暴動事件があったため、2007年度はエストニア国内において、歴史認識と社会統合に関する多くの研究が発表されたことから、当初の予定を変更し、その整理・分析を中心に行った。 《図書・文献資料等の収集、整理、分析》 (1)18年度に開始した1930年代の雑誌(教育関連雑誌)の書誌情報・目次等についてデータ化したものをWeb上で公開した。 (2)上記《研究動向の整理》で述べたとおり、今年度は予想外の事件があったため、予定を変更し4月事件をめぐる言説の整理を行った。 《現地調査》 2007年9月に断行された、教育言語のエストニア語への移行(中等教育レベル、2科目)の現状調査を行うため、ロシア語系住民が96%を占めるナルヴァ市およびその周辺地域において、現地関係者との面談調査等を行った。
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Research Products
(3 results)