• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

裁判所における事実認定及び手続的判断に関する法制の日本と英米の比較研究

Research Project

Project/Area Number 18730012
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

溜箭 将之  立教大学, 法学部, 講師 (70323623)

Keywords英米 / 法 / 裁判 / 裁判所 / 手続 / 事実認定
Research Abstract

本年度は、夏季にイギリスのケンブリッジ大学にて、当初の予定より長く、6週間にわたる調査を行った。現在、その調査結果に基づき、イギリスの差止め、とりわけ日本の保全処分に対応する手続に関する研究に着手し、文献調査と論文執筆を進めている。残念ながら、本年度中には論文の形で公表することはできなかったが、来年度中には雑誌論文として公表したいと考えている。
イギリスでの調査を予定より長く行った分、アメリカでの調査は来年度以降に持ち越すこととなった。このため、アメリカに関する研究は、文献を中心としたものとなった。内容的には、法思想と連携した研究と、歴史的観点からの研究を深めつつある。現在は、文献の収集と研究課題の絞込みを行っている段階にある。
アメリカに関してはまた、陪審の研究を開始した。アメリカの訴訟法の研究では、従来から陪審の判断の正確性についての関心が高かった。しかし、本科学研究費の下での研究では、日本からアメリカ法を研究する視点として、陪審が裁判において政治的役割を果たすことが、アメリカ社会においてどのような意味を持つかを探求している。現段階では、ここ10年の陪審の関わる有名事件、とりわけ大陪審に注目が集まった事件に着目をして、分析を始めている。これも、長期的課題となるが、雑誌論文、または書籍という形で、公表を目指す。
日本の民事訴訟との関係では、若手の裁判官とともに、医療関係訴訟における裁判のあり方についての研究会に参加し、医療過誤訴訟における適正な事実認定などについて、研究を行った。この分野でも、本科学研究費の成果として公表することができなかったが、来年度中には雑誌論文として公表する予定である。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi