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2008 Fiscal Year Annual Research Report

少子高齢社会における制度設計の新たな視点

Research Project

Project/Area Number 18730133
Research InstitutionUniversity of Hyogo

Principal Investigator

橋本 浩幸  University of Hyogo, 経営学部, 准教授 (30295620)

Keywords経済理論 / 経済政策
Research Abstract

昨年度に引き続き、生産にかかわるシステムの特性を特定化している諸パラメータ(例えば、CES型の生産関数における生産性パラメータ、分配パラメータ、代替の弾力性パラメータ)の選択に関するミクロ経済学的、ないしは実証的な基礎付けを行おうとしたが、残念ながら予定通りにはいかなかった。ただし、人口構成の変化に対して、いかなる技術を選択していくか、人的資本の配置をどのようにしていくかを明らかにしていくことは、少子高齢化の問題を考える上で非常に重要であり、拡張の方向としてもPromisingであると考えるので、今後も引き続き検討を加える。現段階において開発済みの理論モデルからは、「少子高齢化が進む際に、異世代間労働者がさらに代替的要素となるような生産システム(技術)を選択するのかものか、さらに補完的要素となるようなそれを選択するのかに応じて、経済成長率が上昇するケースもあれば、下降するケースもある」ことを導出している。この結果は、少子高齢化対策として、高齢者の就業期間の延長や、移民の受け入れの際に、どのような生産システムを構築する必要があるかについて重要な示唆を含んでいると考えられる。これらの研究成果は、研究セミナー(北九州市立大学)において発表をし、第10回マクロカンファレンス(一橋大学)に投稿した論文があるが、まだ未定稿のため、これを2009年中にディスカッション・ペーパーなどに纏めたうえで、研究費の確保ができればさらに研究を進める。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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