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2006 Fiscal Year Annual Research Report

最適な為替レート制度とアジアの通貨統合

Research Project

Project/Area Number 18730176
Research InstitutionNishogakusha University

Principal Investigator

飯田 幸裕  二松学舎大学, 国際政治経済学部, 専任講師 (70366970)

Keywords国際金融論 / 為替レート / 通貨統合
Research Abstract

平成18年度は、最適な為替レート制度に関する分析とアジアにおける通貨統合に関する分析の準備段階として、各国経済事情に関する情報収集と、理論モデル、実証モデルの構築を試みた。最適な為替レート制度については、「両極の解」と「中間的制度」の分類に関する理論分析、実証分析の整理を行い、アジア諸国の為替レート制度に関する情報収集により、準備段階としての情報整理ができたと思われる。準備段階における結果として、管理フロート制などの中間的制度が、固定レート制、変動レート制といった両極の解よりも適切な為替レート制度である可能性があることが予想できる。
平成18年度の研究実績については、公表された雑誌論文、図書などはないが、研究成果の前段階として、平成19年6月に出版予定の『日本経済の進歩と将来』(成文堂)に為替レート制度の分類に関するサーベイ論文が掲載される。本論文は、為替レート制度の分類がどのようになっているかについてまとめたものであり、各為替レート制度の紹介と固定レート制と変動レート制の比較、両極の解と中間的制度の比較、de jureとde factoの制度の比較を行っている。その結果により、各国が採用する為替レート制度の方向性として、通貨統合などのハードペッグ、通貨バスケット、特殊な管理フロート制がこれから採用される為替レート制度として考えられる。
また、今年出版予定の『二松学舎大学創立130周年記念論文集』には、「中間的為替レート制度に関する一考察」という論文を投稿することになっている。本論文は科研費の補助を基に作成したものであり、管理フロート制度などの中間的為替レート制度はどのようにして認識されるのか、またアジアにおける中間的制度の位置づけはどのようになっているのかを検討したものである。平成19年度は、論文の投稿、学会報告にむけて集中的に取り組みたいと考えている。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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