2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本企業の輸出価格設定行動とインボイス通貨選択の決定要因に関する研究
Project/Area Number |
18730187
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
佐藤 清隆 Yokohama National University, 経済学部, 准教授 (30311319)
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Keywords | 為替レート / パス・スルー / インボイス通貨 / Pricing to market |
Research Abstract |
平成19年度前半までに日本の主要な輸出品目(HS-9桁分類)のデータ30品目以上を収集し、35カ国の主要な輸出相手国ごとに分類して、データセットを構築した。これは財務省が公表している詳細な日本の貿易データを用いて作成したものである。同貿易データからは、HS-9桁分類の品目ごとに、輸出額と輸出量のデータが入手可能である。さらに各品目のデータの輸出相手国別内訳も明らかになる。これら1988年1月から2006年12月までの輸出額と輸出量のデータを基に、単位価格(Unit Value)を各品目別、輸出相手国別に計算して、日本企業の輸出のパススルー率を計測した。具体的にはOLSによる回帰分析を行って、短期のパススルー率を推計している。この実証分析の成果をまとめて、平成19年12月にニュージーランドで開催された国際学会、Modelling and Simulation Society of Australia and New Zealand (MODSIM07)で論文発表を行った。また同論文は上記の国際学会(MODSIM07)の査読付主Proceedingsに掲載されている。
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