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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ライン=セルの生産形態決定モデルの定量化と生産形態の移行に関する事例研究

Research Project

Project/Area Number 18730238
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

小沢 浩  Nagoya University, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40303581)

Keywordsセル生産 / 生産管理 / 経営工学
Research Abstract

本研究は, ライン生産からセル生産への移行過程に関する概念モデルを精緻化するために, 製造作業に要する動作時間を測定すること, および, 既にライン生産からセル生産へ移行した工場における以降のプロセスに関する事例を整理することを目的として行われた。
まず, 動作時間の測定については, これを行ったものの, 実験できる範囲の製造工程では, 簡単な作業の再現しかできないこと被験者となる作業者が限られていることなどから, 常にセル生産が有利であるという結果しか得られていない。しかしながら, 作業時間の平均ではなく, 作業者ごとの作業時間のバラツキをコントロールする方法がセル生産とライン生産では全く異なることに気がつき, これにもとづいて, 生産形態と業績評価法・行動規範が適合していなければならないという知見を得た。具体的には, 「産出/投入」として計算される能率概念は,セル生産では適用可能であるが, ライン生産でこの概念を適用すると工程が混乱することを発見した。つまり, 一般的な感覚における「能率向上」が適合するのは, セル生産においてであり, ライン生産においてこれを目指すことは悪い効果をもたらしかねないということである。この知見は, 私がこれまで行ってきたJust-In-Time生産の研究にも新たな展開をもたらすものである。この成果は, 標準原価計算と関連づけて, 第67回日本会計研究学会において報告した。21年度中に, もう一度学会報告を行い(申請中), コメントを受けて, 論文にまとめる予定である。
もう一つの課題である事例の整理については, 未だ十分な成果を得られていない。今後も継続して実施する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 能率管理における標準原価計算の限界とタクト生産方式の優位性, および両者の併存不可能製2008

    • Author(s)
      小沢浩
    • Organizer
      日本会計研究学会第67回大会
    • Place of Presentation
      立教大学
    • Year and Date
      2008-09-09

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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