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2007 Fiscal Year Annual Research Report

市場再活性化を実現させるイノベーションの研究

Research Project

Project/Area Number 18730247
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

小沢 貴史  Tottori University, 産学・地域連携推進機構, 講師 (50367132)

Keywordsタテの相互作用 / 製品刷新戦略 / ヨコの相互作用 / 鬩ぎ合い / 多焦点化 / 成長率循環 / 循環型 / 非循環型
Research Abstract

本研究は、昨年度までの研究成果において、抽出された再活性化市場を事例として取り上げる。その際に、景気循環論などでみられる成長率循環の考え方を基に、景気循環による影響の少ない再活性化市場を峻別した。そして、峻別された市場において、「その時、何が起こったのか」を実証していくことで、再活性要因の特定化を図る。方法としては、当該市場に関する新聞・雑誌記事の分析により、再活性要因と再活性プロセスを明らかにすることを試みた。
本研究では、他の業種からの新規参入企業が、既存の体系を破壊するようなイノベーションを再活性化市場に導入することによって、起点後に競争のルールが転換したり、当該市場の業種別区分が変遷を遂げたりしていないかを検証した。再活性化市場について標準産業分類に基づく中分類の変遷を追跡すると、起点の前後を問わず、同じ中分類に属するものばかりであるという結果が得られた。また再活性化市場における在来企業の属する業種構成の変遷を追跡すると、新たな業種からの参入企業の存在を確認することができるものも見受けられるが、その企業が当該市場に大きく影響を及ぼしている様相は確認されなかった。つまり再活性化市場では、既存の在来企業群が中心となって、新製品の投入や用途開発というイノベーションを行い続けることにより、起点後に再成長を遂げていることが確認された。環境変化の大きな流れは認識しているものの、戦略を器用に転換させているわけではなく、一貫した戦略を懲りずに、挙って展開しているという様相を垣間見ることができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 「市場再活性化を実現させる企業家行動の考察」2007

    • Author(s)
      小沢 貴史
    • Organizer
      企業家研究フォーラム 2007年度 年次大会
    • Place of Presentation
      大阪大学 中ノ島センター
    • Year and Date
      2007-07-08

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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