2006 Fiscal Year Annual Research Report
一品生産職場における熟練の構成要素とその変遷機序に関する研究
Project/Area Number |
18730248
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
宇都宮 譲 長崎大学, 経済学部, 助教授 (60404315)
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Keywords | 経営学 / 造船業 / 熟練 |
Research Abstract |
本年度は、平成19年度に作成する研究成果を作成するために必要なデータを収集・構築するために、以下に示す3事業を実施した。 1/3 職場調査: 伝統的工法を用いて木船を建造する造船所において職場観察を実行、作業上の勘所や作業時間配会について調査を実行した。 なお、本調査が対象とする製品は建造が春期に集中し季節性が強いため調査進行ははかばかしくないが、成果製作は可能であろうと推測している。また、調査は現在も継続している。 2/3 比較対象に関する学会発表: かねてより調査を進めていた鋼船を建造する造船所における職場観察についてとりまとめた成果を学会報告した。コメンテータおよび司会諸氏による論評は意義深い者であった。 3/3 電話帳を用いたデータ収集: 九州とりわけ長崎県における造船所分布を確定するために、各地県立図書館および国立国会図書館において雷話帳を用いた事業所数確定データを収集した。これは、各地県立図書館における欠本が相次ぎ、所期目標よりも推定精度が低下する可能性がある旨付記しておく。
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