2007 Fiscal Year Annual Research Report
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18730291
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| Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
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Principal Investigator |
永田 京子 Tokyo Institute of Technology, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (10345366)
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| Keywords | 新規株式公開(IPO) / 会計情報 / 利益調整行動 / 資本市場 / アンダープライシング |
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| Research Abstract |
本課題2年目にあたる本年度は,主に初年度の成果(わが国におけるIPO企業の利益調整行動の研究成果を融合させた仮説の設定,および実証モデルの構築)に基づき、実証分析を行うためのデータ収集およびデータベース構築を行った。本年度は、より日本市場全般の特徴を的確に分析できるよう、これまで蓄積してきたJASDAQにおけるIPOだけでなく、日本を代表する史上である東京証券取引所におけるIPOも新たに研究対象に加え、1989年〜2005年までのデータを収集し、日本市場におけるIPO研究では過去最大規模となるデータベースを構築した。その際、ベンチャーキャピタルや創業者の所有割合の詳細についても、一つ一つ紙ベースのデー夕を収集し入力作業を行うことで、時間は消費したものの、先行研究にはない、より踏み込んだ研究を可能とするデータベースを完成させることができた。
さらにこのデータベースを用いて、昨年度、予備分析まで行っていた仮説について具体的な検証作業に入り、一部の成果(株式公開前数期間における業績推移および利益調整行動と公開価格の関係に関する分析)については雑誌論文として公表することができた。また、IPO研究の最大のテーマとなっているアンダープライシング(初期収益率)についても新たに分析対象に加え、所有構造、利益調整行動との関係についても新たに仮説を構築し、記述統計料や単変量分析など予備的な分析を行った。
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