2008 Fiscal Year Final Research Report
Studies on Settling Processes of Agricultural Newcomers and Rural Communities
Project/Area Number |
18730347
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sociology
|
Research Institution | Morioka Junior College,Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
MISUDA Yosinobu Morioka Junior College,Iwate Prefectural University, 盛岡短期大学部, 講師 (10412925)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2008
|
Keywords | Iターン / つきあい関係 / 家・村 / 庄内地方 / 新規参入者 / 若者集団 / ライフコース / 信頼 |
Research Abstract |
本研究ではIターン就農者と村落社会との関係性を考察した。その結果、Iターン者の「理念」と集落の「慣行」が、当初は折り合いをつけて「資源」として働いてきたものの、参入して時間がたつにつれ齟齬をみせつつあるようになってきた。特に水田取得後の段階においてはIターン者に対する「一戸前」としての認識も強まり、集落農業への同一化が強く求められるようになった。単に集落行事に参加して「つきあう」以上に、水稲作において協調していくことが「信頼」形成の重要な要因になってきたのである。
|