2007 Fiscal Year Annual Research Report
ケアワーカーの職務ストレス尺度の開発と燃え尽き症候群及び離職に与える影響の分析
Project/Area Number |
18730380
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Research Institution | National Institute for Longevity Sciences,NCGG |
Principal Investigator |
安部 幸志 National Institute for Longevity Sciences,NCGG, 長寿政策・在宅医療研究部, 室長 (90416181)
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Keywords | 社会福祉関係 / ストレス / 燃え尽き / 高齢者福祉 / 介護職員 |
Research Abstract |
本年度は高齢者福祉施設におけるケアワーカーの職務ストレスの実態を明らかにするための調査を行い,データの分析を試みた。平成19年度の具体的な研究実績は以下の2点である。 1.ケアワーカーの離職意志とバーンアウト ケアワーカーの離職に関連する要因を探索するために,岐阜県内の介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)に勤務する介護職員を対象とした調査を行った。調査方法は,郵送による自記式質問紙調査であり,第1次調査を2007年5月に実施し,第2次調査を2007年8月に実施した。調査によって得られたデータを分析した結果,ケアワーカーの離職意志と,燃え尽き症候群(バーンアウト)との間に有意な相関が認められた。よって,ケアワーカーの離職を防ぐためには,まずは燃え尽き(バーンアウト)に至らないような職場環境の整備が必要であり,関連要因をさらに探索することが必要であると考えられた。 2.施設におけるサービスの質とバーンアウト ケアワーカーの離職意志とバーンアウトとの関連が認められたため,バーンアウトに影響を与えている諸要因について検討した。特に,職場環境との関連について検討するために,介護老人福祉施設において提供されているサービスの質を職員自身が評価する尺度を開発し,バーンアウトとの関連について検討した。その結果,職員自身が評価するサービスの質とバーンアウトとの間に有意な相関が認められたため,よりよいサービスの提供が高齢者のみではなく,職員にも肯定的な影響を及ぼす可能性が示唆された。
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Research Products
(6 results)