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2006 Fiscal Year Annual Research Report

子どもの意味産出行為の分析による芸術教育のカリキュラム開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18730554
Research InstitutionNational Institute for Educational Policy Research

Principal Investigator

新野 貴則  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 研究員 (60353380)

Keywordsカリキュラム / 芸術教育
Research Abstract

本研究課題は、芸術教育活動における子どもの意味産出の行為を論理的にとらえることによって、いわゆる潜在的カリキュラムを顕在化し、カリキュラム開発の視点を構築するものである。平成18年度は、主に子どもの行為を分析するための授業記録の収集・整理を行った。記録する子どもの実践活動は、小学校・中学校の図画工作、美術を中心とした芸術教育にかかわる授業におけるものである。
実際に記録・収集した子どもの実践事例は、41事例(小学校4校14事例、中学校7校27事例)であった。このうち図画工作、美術の授業以外の事例は2事例(音楽の授業)である。記録は基本的に特定の子どもの活動について、授業の最初から最後まで追跡、VTRに記録するという方法で行った。また、事例によって異なるが、状況に応じて授業後に教師及び子どもに簡単なインタビューを行った。また、ワークシートや作品なども記録した。
これらの事例のうちのいくつかの事例にっいては、映像データを文章化して分析の為の準備を進めている。また、子どもや教師のプライバシーに配慮し、分析に必要な画像について、あらためて描画することによって記録しなおす作業を進めている。
また、分析に先立ち、意味産出の行為について理論的な側面から研究をまとめた。具体的には、同研究代表者による平成15〜17年度の科学研究費補助金若手研究(B)による研究「芸術にかかわる教科等のカリキュラム開発に関する基礎的研究」をまとめなおし、論文を執筆した(「意味生成としての学びに関する一試論」美術教育学,第28号,pp.293-305に掲載)。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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