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2007 Fiscal Year Annual Research Report

子どもの意味産出行為の分析による芸術教育のカリキュラム開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18730554
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

新野 貴則  University of Yamanashi, 教育人間科学部, 准教授 (60353380)

Keywordsカリキュラム / 図画工作教育 / 美術教育 / 意味生成 / 行為分析
Research Abstract

本研究課題は,芸術教育活動における子どもの意味産出の行為を論理的にとらえることによって,いわゆる潜在的カリキュラムを顕在化し,カリキュラム開発の視点を構築するものである。今年度は,昨年度に引き続き,主に子どもの行為を分析するための授業記録の収集・整理を行うと同時に子どもの活動の分析を進めるため,授業記録を文章化し,整理する作業を進めているところである。
記録は基本的に特定の子どもの活動について,授業の最初から最後まで追跡,VTRに記録するという方法で行った。また,必要に応じて教師及び子どもに簡単なインタビューを行った。また,ワークシートや作品なども記録・整理した。そして,これを分析するために,VTRに記録した映像及び音声から子どもの行為,及び発話を文章化した。その際には,特に子どもの視線の動き,わずかな身体の動きなどにも留意した。微細な動作が子どもの活動の展開においてそのきっかけの指標となる場合があるためである。また,現在,子どもの活動の展開を図式化するための分析作業を進めているところである。
なお,上記の実践分析の研究と並行して,意味産出の行為について理論的な側面から研究をまとめた。具体的には,同研究代表者による平成15〜17年度の科学研究費補助金若手研究(B)による研究「芸術にかかわる教科等のカリキュラム開発に関する基礎的研究」(本研究課題と対をなすものとして位置づけている)をさらに展開させ,論文を執筆した(「図画工作,美術教育における意味生成としての学びの論理」美術教育学,第29号,pp.395-408に掲載)。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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