2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18740043
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
笠井 博則 Fukushima University, 共生システム理工学類, 准教授 (20344822)
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Keywords | 関数方程式 / 超伝導現象 |
Research Abstract |
平成19年7月に行われた2007年度日本応用数理学会で「Ginzburg-Landau 方程式の渦点の生成と消滅」というタイトルで講演を行った。この講演では、2次元で穴が開いている領域における磁場なしの時間依存Ginzburg-Landau方程式(放物型)の数値計算を紹介し、ある境界条件の下で2次元領域での「渦点の対消滅」「渦輪の生成」が起きることを紹介した。渦点の生成現象はこれまで詳細に研究されてきた、境界での写像度を与えるタイプの境界条件では定常状態として生成することは知られていなかったため大変興味深いものと考えられる。 3次元の渦糸解の構成については、柱状領域で外部磁場が長い方向に平行な場合に構成した。現在、構成した解の安定性について検討しているが、より一般領域での解の構成とともに安定性の検討も重要であると考えている。 これらの結果とその後の拡張された結果を含め、論文誌への投稿を準備中である。
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Research Products
(1 results)