2007 Fiscal Year Annual Research Report
マスター・スレーブ型反応拡散系におけるパターン形成に関する数理的研究
Project/Area Number |
18740054
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
上山 大信 Meiji University, 理工学部, 講師 (20304389)
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Keywords | パターン形成 / 反応拡散系 / 計算機支援解析 / 化学反応系 / 数値シミュレーション |
Research Abstract |
実験家との共同研究により、実際の実験においてもノイズとパターンとの関係が明らかになってきた(論文準備中)。これまで、反応波面の移動と速度の関係を特に注目してきたが、ノイズ強度との関係に関して数多くの数値シミュレーションを実施し、そこから得られた予想を元に実験を行った。また、空間三次元シミュレーションを並列クラスタ環境で行い、実験に見られる3次元ヘリカルパターンの再現に成功した。(論文準備中) 数理的な立場から、空間1次元問題に関して、解析的なアプローチを模索した。海外の共同研究者と連絡を取りつつ解析に向けた方向性を探ったが、ノイズが本質的な系であり現状では難しい。ノイズを取り除いた理想的な系における解析について、いくつかのアイデアがあり現在研究進行中である。
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