2006 Fiscal Year Annual Research Report
ウェアラブル歩行補助装置用圧力センサの破損防止に関する研究
Project/Area Number |
18760079
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
石原 正行 静岡大学, 工学部, 助教授 (60283339)
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Keywords | 知的構造物 / 圧電熱複合材料 / 積層板理論 / 変形制御 |
Research Abstract |
外力・温度変化を受けるPFC積層型圧力センサの動的大変形挙動を明らかにし,その破損を防止することを目的とし,本年度は以下の研究実績を得た. (1)国内外で開催された学会に出席し,以後の計画遂行において必要となる情報・資料の収集を行った. (2)PFC積層型圧力センサの基本的特性を表現する解析モデルを設定した. (3)上記モデルに対する構成式・基礎方程式を定式化した. (4)積層構造物が静的な接触荷重を受けた時に内部に発生する応力分布をヘルツの接触理論により理論的に解明し,応力を緩和するための積層設計指針を得た.この結果は学術論文(掲載済み)にて発表した. (5)圧電積層構造物が衝撃接触荷重を受けた時に発生する過渡変形を積層板理論により理論的に解明し,変形を有効に抑制するための制御手法を解明した.具体的には,圧電センサ層で検出された電位に比例した電圧を,圧電アクチュエータ層に連続的に印加することにより,過渡変形を効果的に抑制できることが分かった.この結果は国外学会にて発表した. (6)圧電積層構造物が熱負荷を受けた時に発生する過渡変形を積層板理論により理論的に解明し,変形を有効に抑制するための制御手法を解明した.具体的には,圧電センサ層で検出された電位の時間変化率に比例した電圧を,圧電アクチュエータ層に連続的に印加することにより,過渡変形を効果的に抑制できることが分かった.この結果は現在学術論文を2件に投稿中である.
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Research Products
(1 results)