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2008 Fiscal Year Annual Research Report

計算機ホログラムを用いた新しい情報セキュリティシステムの構築

Research Project

Project/Area Number 18760285
Research InstitutionMeiji University

Principal Investigator

田中 賢一  Meiji University, 理工学部, 准教授 (80284587)

Keywords計算機ホログラム / ディザ法 / 電子透かし / ステガノグラフィ / 情報セキュリティ
Research Abstract

本研究では, 当該年度, (1)秘密情報として埋め込む計算機ホログラムの最適化, (2)脆弱型となる計算機ホログラムの埋め込み方式の開発, を行った.
秘密情報として埋め込む計算機ホログラムの合成には, 画質を最良ならしめるための最適化処理(シミュレーテッドアニーリングや遺伝的アルゴリズム)が用いられている. このため, 誤差拡散法においても, 入力物体の位置に関して一般性を持たせるために誤差拡散係数を最適化処理によって求める方法が用いられてきたが, 合成のための処理時間が長くなるといった問題がある. このため, 入力物体の位置が決まれば誤差拡散係数は一意的に求められるようにすることで, 計算機ホログラムの合成にかかる時間を大幅に短くすることができることが, 明らかになった.
計算機ホログラムを秘密情報として埋め込んだ場合, 一般的にはロバスト型の電子透かしあるいはステガノグラフィとなることが知られている. これは, 一般的には長所であるが, しばしば短所となる場合があり, 脆弱型の電子透かしあるいはステガノグラフィとなる必要性がある場合もある. そこで, 計算機ホログラムの合成過程におけるフーリエ変換を複素アダマール変換に置き換えた場合について考察した. その結果, 脆弱型電子透かしの特徴であるStirmark攻撃耐性がことここく弱い性質を見いだすことができた.

  • Research Products

    (3 results)

All 2008

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results)

  • [Journal Article] 計算機ホログラムにおける物体位置と誤差拡散係数との関係2008

    • Author(s)
      田中賢一, 齋木卓
    • Journal Title

      映像情報メディア学会誌 62巻

      Pages: 1746-1761

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] カルマンフィルタを用いた逆ハーフトーン処理2008

    • Author(s)
      田中賢一, 高木一平
    • Journal Title

      電子情報通信学会論文誌(A) J91-A

      Pages: 968-973

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 複素アダマール変換を用いた擬似計算機ホログラムの合成とディザ画像への埋込みの応用2008

    • Author(s)
      田中賢一, 藤田泰仁, 磯井亮太
    • Journal Title

      映像情報メディア学会誌 62巻

      Pages: 796-802

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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