2006 Fiscal Year Annual Research Report
高層集合住宅バルコニー部への騒音伝搬に関する数値予測手法の開発
Project/Area Number |
18760432
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐久間 哲哉 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教授 (80282995)
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Keywords | 建築環境・設備 / 解析・評価 / 音環境 / 騒音伝搬 / 数値シミュレーション / 集合住宅 / バルコニー / 境界要素法 |
Research Abstract |
課題1:数値モデリング・アルゴリズムの提案 バルコニー騒音伝搬解析に特化したモデリングとして、地表面・周辺建物群・対象建物の各々についてのモデリング手法を検討した。具体的には、音源と受音点の位置関係について相反則を利用することにより反転させ、バルコニー内部に音源点を、地表面の道路上に受音点列を配置することにより、道路上の実際の各騒音源からの伝搬特性を効率的に解析する手法を考案した(研究発表[1])。 別途、応用的手法として、筆者らが既に開発済みの高速多重極境界要素法に対して領域分割法を適用することを試み、その手法.アルゴリズムの開発も行った。特に、解析対象の一つのヴァリエーションとして、堀割道路からの騒音伝搬解析への適用を想定したモデリングを行った(研究発表[2][3])。 課題2:予測手法の妥当性の検討 既往研究では建物バルコニーの縮尺模型を用いた騒音伝搬測定データが公表されていることから、課題1において実装した数値予測プログラムにより同条件のシミュレーションを実行し、結果の比較を行った。模型実測と数値予測の結果に良好な対応が見られたことから、開発した予測手法の妥当性がおおよそ確認された(研究発表[1])。なお、この成果については2007年9月マドリードにて開催される第19回国際音響会議にて発表予定である。
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Research Products
(3 results)