2006 Fiscal Year Annual Research Report
高架構造物の撤去・再利用を通じた都市空間再生の計画手法に関する研究
Project/Area Number |
18760450
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
村山 顕人 Nagoya University, 環境学研究科, 准教授 (60396760)
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Keywords | 高架構造物 / 都市空間 / 都市再生 / 計画手法 / 検討体制 / 検討プロセス / 制度 / 財源 |
Research Abstract |
本研究の目的に適合する高架構造物の撤去・再利用を通じた都市空間再生の事例のうち、米国ワシントン州シアトル市及びペンシルベニア州フィラデルフィア市の事例について、現地調査を実施した。平成19年4〜7月の期間に、現地調査を効率的・効果的に実施するための情報再整理、インタビュー依頼及びインタビュー内容の検討、現地踏査の計画を行い、8月に情報収集、インタビュー、現地踏査で構成される現地調査を実施した。 シアトルの現地調査(8月15日〜17日)は、アラスカン・ウェイ高架の撤去と護岸堤の取り替え及びセントラル・ウォーターフロント計画の策定を対象とするもので、シアトル市立図書館において最新の情報を収集した上で、行政担当者へのインタビュー(シアトル市交通局シニア・プランナー/プロジェクト・マネージャーのスティーブ・パース氏及びシアトル市計画開発局シティ・デザイン・マネージャーのギラルモ・ロマーノ氏)を行い、アラスカン・ウェイ高架の全延長と周辺の都市空間の現状を確認・記録するための現地踏査を行った。 フィラデルフィアの現地調査(8月19〜20日)は、デラウェア・リバーフロントの再生を巡る検討を対象とするもので、検討の中心的役割を果たしているペンシルベニア大学デザイン学部ペン・プラクシスのメンバー(ハリス・スタインバーグ氏、マイケル・グリーン氏、マット・ゴラス氏他)とともに検討範囲の現状を確認・記録するための現地踏査を行った上で、ペン・プラクシスのメンバー及び検討に参加している諸団体(フィラデルフィア市都市計画委員会、ペンシルベニア州交通局、デラウェア・バレー都市圏計画委員会、ウィリアム・ペン財団、民間コンサルタント会社)の代表者を交えた意見交換会を実施した。その概要は、インターネット記事(http://www.planphilly.com/node/1848)で報道されている。
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