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2006 Fiscal Year Annual Research Report

20世紀国民国家形成期以降のトルコにみられるオスマン風モスクの意味

Research Project

Project/Area Number 18760480
Research InstitutionTokyo University of Foreign Studies

Principal Investigator

山下 王世  東京外国語大学, 外国語学部, 研究員 (50418670)

Keywordsオスマン風モスク / コジャテペ・モスク
Research Abstract

今年度前半は研究テーマのひとつであるコジャテペ・モスク建設にまつわる経緯を整理し、その後、日本建築学会(9月)およびヘレニズム〜イスラーム考古学研究会(10月)にて、コジャテペ・モスクのデザイン変更の背景について口頭発表を行った。これまでイスラーム対世俗主義という構図で論を進めてきたが、トルコ以外(東南アジア、南アジア等)の専門家からは、イスラームという大きな枠組みも不可欠だが、「トルコ」というアイデンティティーの模索という視点も重要という指摘を受けた。来年度はこの点にも着目し、「トルコ」のアイデンティティーを模索する他の事例(都市再生事業等)にも対象を拡大し、視点を広げて研究をすすめていきたいと考えている。
9月後半には3週間のトルコ現地調査を実施した。共和制移行後のトルコにおける建築教育改革、外国人建築家の活躍に関連する日本国内では入手不可能な図書、逐次刊行物、建築関連の学術雑誌の収集・整理を行った。また、トルコの宗務庁を訪問し、1923年に共和制に移行して以後の全国のモスク建設件数に関するデータ、ならびに宗務庁が公開している「理想的モスクのプロポーション」に関する文書の提供を受けた。それらの資料とともに、イスタンブル工科大学建築学部ゼイネプ・アフンバイ教授を訪問し、研究テーマに関する意見交換を行った。トルコで入手できなかった資料については、1月に米国ハーバード大学図書館にて収集・整理を行った。
海外調査の後は、トルコと米国で収集した資料の整理を行った。現在、それらから得られた知見のとりまとめを行っている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 Other

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] コシヤテペ・モスク建設の経緯 : 1960年代トルコ共和国におけるモスク意匠2006

    • Author(s)
      山下王世
    • Journal Title

      日本建築学会2006年度大会(関東)学術講演梗概集 F-2

      Pages: 243-244

  • [Journal Article] アンカラにおけるコジェテペ・モスクのデザイン変更について

    • Author(s)
      山下王世
    • Journal Title

      ヘレニズム~イスラーム考古学研究 13巻

      Pages: 108-113

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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