2007 Fiscal Year Annual Research Report
タバコにおける動原体複合体構成要素の解析および人工染色体の構築
Project/Area Number |
18770007
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
長岐 清孝 Okayama University, 資源生物科学研究所, 准教授 (70305481)
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Keywords | 動原体 / セントロメア / キネトコア / タバコ / 染色体 / 人工染色体 |
Research Abstract |
1、タバコ動原体タンパク質C(NtCENP-C)の局在解析 昨年度に単離したNtCENP-C遺伝子の配列情報をもとに作製したペプチド抗体を用いて、この抗体がNtCENP-Cを認識するかどうかを確かめた。この抗体を用いたタバコ細胞に対する免疫染色で、動原体特異的なシグナルが得られた。この結果から、本研究で同定したNtCENP-Cは、タバコのCENP-Cホモログであることが確認された。また、この抗体は、タバコの動原体のマーカーとして今後の研究に用いることが出来る。 2、タバコMIS12タンパク質(NtMIS12)の局在解析 CENP-Cと同様に、昨年度に単離したNtMIS12についてもペプチド抗体を作製し、免疫染色によりその局在性を調べたが、明瞭なシグナルは得られなかった。そこで、NtMIS12と緑色蛍光タンパク質(GFP)の融合タンパク質をタバコ培養細胞で発現させ、その局在を調べた。このタンパク質は、動原体特異的なシグナルを示し、本研究で同定したNtMIS12が、タバコのMIS12ホモログであることが確かめられた。 3、タバコDNAライブラリーの作製およびタバコ動原体DNAを含むクローンの選抜 タバコ細胞の核より長鎖DNAを単離し、制限酵素で部分消化したDNAをクローン化しタバコDNAライブラリーの構築を行った。このライブラリーから昨年度単離したタバコ動原体DNA配列(Nt2-7)をもつクローンの選抜を行ったが、この配列をもつクローンは単離出来なかった。現在、タバコBACライブラリーを入手し、Nt2-7をもつ長鎖DNAクローンを選抜している。
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