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2007 Fiscal Year Annual Research Report

リング構造を持つ分子シャペロンClpBによる凝集タンパク質の再生

Research Project

Project/Area Number 18770120
Research InstitutionKonan University

Principal Investigator

渡辺 洋平  Konan University, 理工学部, 講師 (40411839)

Keywords蛋白質 / ストレス
Research Abstract

分子シャペロンClpBは、他の分子シャペロンDnaKとその補助因子であるDnaJ、 GrpEと協力して、凝集タンパク質を再生すること(脱凝集)ができる特異な分子シャペロンである。ClpBはNドメイン、AAA1、ミドルドメイン、AAA2、の4つのドメインからなり、リング状の6量体を形成して働く。結晶構造解析の結果から、Nドメインとミドルドメインは、他のドメインに対する相対的配向が大きく変化すると考えられている。
今回、変異導入したしステイン残基のジスルフィド結合によって、Nドメインをさまざまな向きで、AAA1ドメインに固定し、その影響を解析した。その結果、Nドメインは、ドメインの向きに関わらず、基質タンパク質の結合を促進するが、脱凝集活性の促進には、さらにNドメインの向きの変化が重要であることがわかった。
また、大腸菌のClpBに変異を導入して、ClpPというプロテアーゼを結合させることによって、ClpBの脱凝集活性の部分活性を、基質タンパク質の分解という形で検出する方法が、他のグループから報告されているが、好熱菌のClpBにおいても同様の検出系を作成することに成功した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 分子シャペロンClpBのN末端ドメインの動きと働き2007

    • Author(s)
      水野さやか
    • Organizer
      第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会年会合同大会(ワークショップおよびポスター発表)
    • Place of Presentation
      パシフィコ横浜
    • Year and Date
      20071212-13

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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