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2008 Fiscal Year Annual Research Report

収縮環におけるアクチン細胞骨格のダイナミクス

Research Project

Project/Area Number 18770127
Research InstitutionChuo University

Principal Investigator

箕浦 高子  Chuo University, 理工学部, 准教授 (80300721)

Keywordsアクチン / アクチン結合ドメイン / IQGAP / モエシン / 収縮環 / 細胞質分裂
Research Abstract

細胞質分裂における収縮環は、分裂期に一過的に構成され、収縮し、細胞が二分されると消失する。収縮環の収縮の分子機構を探るために、収縮環の主軸となるアクチンを色変換性蛍光タンパク質で標識して、そのダイナミクスを追跡した。
1. Dendra-2-actinによる局所変色収縮環の3次元リアルタイム観察
昨年度に引き続き、UV照射により不可逆的に赤変する緑色蛍光色素、Dendra-2を連結したアクチンをアフリカツメガエル培養細胞にて発現させ、収縮環の特定領域をレーザーでスポット照射した。これを光学セクショニング顕微鏡により3次元タイムラプス観察し、緑色蛍光アクチンの中に局所的に存在する赤色蛍光アクチンの挙動とその分散過程を追跡した。本年度は観察例数を増やすとともに、得られたタイムラプス画像データを詳細に解析した。
2. Dendra-2-actinの挙動が、蛍光標識されたアクチン分子の挙動のみを反映している可能性が捨てきれないことから、アクチン結合タンパク質モエシン、IQGAPの各アクチン結合ドメインをDendra-2に連結した新たなプローブ(DmMoesinABD-Dendra-2, Dendra2-CHD)を作成し、比較解析を試みた。しかし、いずれのプローブもツメガエル培養細胞内に導入すると細胞質内に非特異的に集積し、また一部のストレスファイバーと結合しなかったため、アクチンのプローブとしては適していないことが判った。
3. Dendra-2-actinのツメガエル培養細胞への導入は、導入効率が低いこと加え、細胞により発現量の差が認められるため、細胞質分裂の観察に適した細胞を多く得ることが極めて困難である。そこでDendra-2-actinの安定発現株の取得を試みた。現在は該当株の単離作業を進めている。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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