2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18780074
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
齊藤 知子 大阪大学, 微生物病研究所, 特任研究員 (60375441)
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Keywords | 着床 / giant cell / 胎盤 / マイクロアレイ / 胚盤胞 / モノクローナル抗体 / LC / MS / MS / マウス |
Research Abstract |
新規着床因子を同定するために、trophoblast stem cell (TS cell)とTS cellを分化させたgiant cellを用いて以下の二種類のスクリーニングを行ない、解析を行った。 1)マイクロアレイ法によるスクリーニング TS cellに対して、giant cellで発現が10倍以上上昇していた遺伝子は120あった。120の遺伝子中、着床機能が不明なものを選び、胚盤胞での発現をRT-PCRにより確認したところ、14個の遺伝子が発現していた。これらの遺伝子のdsRNAを受精卵にインジェクションして発現を抑え、胚盤胞まで培養させた後、偽妊娠に移植し12.5dで解剖した。着床数の低下の有無を解析したところ、着床に影響のある遺伝子は得られなかった。しかしながら、Ras関連遺伝子を、新たに確立された胎盤特異的発現法(Nat.Biotechnol.2007)により発現させたところ、12.5dでの胚発生率が低下していたことから、胎盤発生に影響があるものと考え、現在解析中である。 2)抗体作製によるスクリーニング マウスgiant cellに対するモノクローナル抗体を作製し、giant cell特異的に認識する抗体を10個得た。抗体が認識する抗原を同定するために、免疫沈降法や2次元ウェスタンブロッティングにより目的のスポットを切り出して、LC/MS/MSにて解析を行った。しかしながら、LC/MS/MSの解析ができた抗原は5種類で、結果としては、すでに機能が明らかとなっているCD9(1種類)、K19の複合体に含まれているもの(3種類)や、解糖系酵素の一種(1種類)であった。着床に直接結びつくような抗原は同定できておらず、今後は、新たなスクリーニング方法として、2D-DIGEを用いてTS Cellをコントロールとしてgiant cell特異的なタンパク質を網羅的に同定していく予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Mitogen-activated protein kinases, Erk and p38, phosphorylate and regulate Foxol.2007
Author(s)
Asada S, Daitoku H, Matsuzaki H, Saito T, Sudo T, Mukai H, Iwashita S, Kako K, Kishi T, Kasuya Y, Fukamizu A
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Journal Title
Cell Signaling 19(3)
Pages: 519-527
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[Journal Article] Complementation of placental defects and embryonic lethality by trophoblast-specific lentiviral gene transfer.2007
Author(s)
Okada Y, Ueshin Y, Isotani A, Saito-Fujita T, Nakashima H, Kimura K, Mizoguchi A, Oh-Hora M, Mori Y, Ogata M, Oshima RG, Okabe M, Ikawa M
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Journal Title
Nature Biotechnology 25(2)
Pages: 233-237