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2007 Fiscal Year Annual Research Report

分散ロボットネットワークによるダイズわい化病罹病解析に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18780196
Research InstitutionNational Agricultural Research Organization

Principal Investigator

長坂 善禎  National Agricultural Research Organization, 中央農業総合研究センター・高度作業システム研究チーム, 主任研究員 (70355519)

Keywords生体計測 / ロボット / 農業光学
Research Abstract

2007年度のわい化系統のわい化病感染株に加え,黄化系統についても健常株との識別を行うため,生育段階ごとの株高さ、SPAD値を計測し,コンピュータで識別するための画像処理技術を開発した。
実験には人工的にわい化病に感染したダイズ株(ハタユタカ、播種日4/29で、播種後人工気象室内で5月9日からアブラムシに1週間接種吸汁させ、黄化系統とわい化系統に感染させた株)と健常株を5月31日にポットに移植し、生育初期は約1週間程度、生育後期は約3週間ごとに色調の経時的な変化をSPADメータで記録するとともに、株高さを計測した。また,屋内の人工光下でビデオカメラで撮影し,画像をHLS変換して彩度を比較した。
移植後の株高さは,わい化系統は移植後から株高さが低く、7月に入ってからは、株高さはほとんど変化しない。黄化系統については、株高さは健常株に比べてやや低いが、わい化系統ほど大きな差は生じない。SPAD値は、移植後しばらくの間,6月上旬までは大きな差はないが、7月に入るとわい化系統感染株は他の株と比較してSPAD値が10以上大きくなった。
ビデオカメラで撮影した動画の一コマをwindowsのBMPファイルとして保存し、これをさらに扱いやすいようにPPMファイルに変換した上で、各画素のRGB値をHLS値に変換し、HLS表色空間に投影して植物体のみを抽出した。生育後期になると健常株とわい化系統感染株は、枯れあがってH(彩度)の値が小さくなるが、黄化系統は枯れあがりが遅いため,Hの低くなる時期が遅れる。生育ステージごとに植物体の彩度を比較することで,健常株とわい化病感染株の区別が可能であると考えられる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008 2007

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 小型ロボットを使ったダイズわい化病の罹病解析(第2報)2008

    • Author(s)
      長坂 善禎
    • Organizer
      農業機械学会第67回年次大会
    • Place of Presentation
      宮崎県宮崎市(宮崎観光ホテル)
    • Year and Date
      2008-03-29
  • [Presentation] 小型ロボットを使ったダイズわい化病の罹病解析(第1報)2007

    • Author(s)
      長坂 善禎
    • Organizer
      農業環境工学関連学会2007年合同大会
    • Place of Presentation
      東京都府中市(東京農工大)
    • Year and Date
      2007-09-14

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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