• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

培養骨格筋細胞を用いた筋再生に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18790140
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

下川 隆  金沢医科大学, 医学部, 助教授 (70302841)

Keywords有尾両生類 / アホロートル / 組織再生 / 四肢再生 / 四肢発生 / パターン決定 / Pitx1 / lbx1
Research Abstract

有尾両生類の一種であるアホロートルを用いて、四肢骨格筋の再生メカニズムの分子機構を解明することを試みてきた。本研究では、マウスやニワトリの四肢発生過程で、前/後肢の決定に関与するPitx1,移動性の筋芽細胞のマーカーであるlbx1に着目し、アホロートルにおいてこれらの遺伝子のクローニングを行い,四肢再生過程ならびに発生過程における発現パターンについて、解析を行った。まずPitx1についてであるが,再生過程において半定量的PCRにて解析を行ったところ,前肢および後肢のいずれにおいても発現が認められた。前・後肢の部位による発現パターンの変化は認められず、全体的に一様に発現することが明かとなった。Pitx1の四肢再生過程における発現レベルは、前・後肢いずれにおいても,再生初期において発現レベルの増加が認められ、再生過程が進むに従い漸減していた。このことから、四肢再生過程でPitx1は、再生組織のパターン決定には関与せず、主に再生組織の増殖に関与しているものと考えられた。さらに,成体のアホロートルにおいては、Pitx1が再生していない通常状態の四肢において発現していることが明らかとなった.このことは、マウス等の従来の報告とは異なっており、四肢再性能になんらかの関与を示すと考えられた。Pitx1についで、発生過程における発現パターンをホールマウントin situ hybridizationで解析したところ、後肢にのみ発現が認められたところから、四肢発生過程では、前/後肢の決定に関与していると考えられた。Lbx1については,従来報告されている他の動物種のlbx1と高い相同性を示すことが明らかとなった.発生過程においては,体節から分離・遊走する筋芽細胞に発現が認められ,従来の報告に類似することが明らかとなった.再生過程におけるlbxlの発現パターンについては現在解析中である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 筋の分化と支配神経2006

    • Author(s)
      下川 隆
    • Journal Title

      臨床麻酔 30巻・12号

      Pages: 1803-1810

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi