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2006 Fiscal Year Annual Research Report

PGE合成酵素mPGES-1の腎髄質間質細胞での発現と水・電解質代謝における役割

Research Project

Project/Area Number 18790181
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

鈴木 立紀  北里大学, 医学部, 助手 (70406940)

KeywordsPGE_2 / COX-2 / mPGES-1 / 腎髄質 / 腎皮質
Research Abstract

7週齢、および12週齢のC57BL/6J野生株マウスに対し、通常食(食餌中のNaCl濃度0.6-0.8%(w/w))、高塩分食(同11.9%(w/w))、低塩分食(同0.1%(w/w))を摂取させ、0、1、3、6日目にそれぞれエーテル麻酔下で両側腎臓を摘出した。また通常食を自由に摂取させ3日間の水分制限を施したC57BL/6J野生株マウスに対しても同様に両側腎臓を摘出した。摘出腎は約1mm厚にスライスし、肉眼的に皮質部と髄質部を分離した。それぞれの組織片よりTRIzol^R試薬を用いて全mRNAを抽出し、RT-PCRにて作成したcDNAを鋳型としてリアルタイムPCR(SYBR^R Green)法を用い、COX-1、COX-2、mPGES-1、mPGBS-2、cPGESの発現量を測定した。GAPDHに対する発現量で定量したが、腎皮質では水分制限3日目のCOX-2のみ通常食摂取群に比べ優位に発現が上昇した。また、腎髄質では水分制限3日目のCOX-2、および高塩分食摂取6日目のCOX-2のみ通常食摂取群に比べ優位に発現が上昇した。しかし、PGE_2合成に同時に関与すると考えられるmPGES-1の発現量の増加はみられなかった。
同様の手法で摘出した腎から免疫組織染色用にスライス標本を作製した。COX-2、mPGES-1の発現の組織内局在を調べるため、一次抗体としてそれぞれ市販の抗体を用い、二次抗体として蛍光色素で標識した抗体(Alexa)を用い、現在条件検討を行っている。また尿細管マーカーAQP1、AQP2、NCC、ROMXとの局在の重なりを明らかにするための条件検討も行っている。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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