2007 Fiscal Year Annual Research Report
クリプトコッカスの環境応答を制御するシグナル伝達系と病原性の関与
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18790302
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
清水 公徳 Chiba University, 真菌医学研究センター, 助教 (40345004)
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Keywords | クリプトコッカス / 病原真菌 / 遺伝子破壊 / 分子遺伝学 / シグナル伝達系 |
Research Abstract |
本研究の全体構想は、クリプトコッカス(Cryptococcus neoformans)の病原性について、シグナル伝達系と感染過程の関係を解明する、すなわち、本菌の保持する「どの」シグナル伝達系が「いずれの」感染段階に作用し、感染を成立させるのかを明らかにすることである。本研究ではクリプトコッカスのシグナル伝達系遺伝子について遺伝子破壊による機能解析を行った。二成分ヒツチジンタンパク質リン酸化酵素遺伝子NIK1、HHK2、HHK3、HHK4、HHK5、HHK6、HHK7、その下流で作用すると考えられる応答レギュレーター遺伝子SKN7およびSSK1の9遺伝子の遺伝子破壊株を作製し、それらの遺伝子破壊株の性状を解析した。 その結果、上記9遺伝子うちHHK4遺伝子を除く8遺伝子について破壊株を作成することに成功した。これらの遺伝子破壊株について培養性状を比較したところ、NIK1、SKN7およびSSK1では薬剤感受性、マウスに対する病原性、HHK3、SKN7およびSSK1では浸透圧感受性、温度感受性に関して野生型株との差が認められた。
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