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2006 Fiscal Year Annual Research Report

生体リズム制御による肥満予防法の探索

Research Project

Project/Area Number 18790383
Research InstitutionJosai International University

Principal Investigator

河合 洋  城西国際大学, 薬学部, 講師 (20321854)

Keywords生体リズム / 肝臓 / 胆汁酸 / チオアセトアミド / 肝障害
Research Abstract

肝臓における生体リズムの測定系の開発、および肝臓障害に起因する行動(運動機能)障害の解析、以上2点について検討した。
肝臓における生体リズムの指標として、肝臓における胆汁酸合成の日内変動に注目した。Wistar系雄性ラットを用い、胆汁中胆汁酸含量の継続的測定を試みた。ラット胆管にカニューレを挿入し、頸部にチューブを誘導、フリームービング装置に接続して、無拘束下で継続的な胆汁の採取を行なった。1日6回(3,7,11,15,19,23時)胆汁を採取し、酵素法により総胆汁酸量を測定したところ、23時-3時に極大、11時-15時に極小となる日内変動を示した。胆汁中胆汁酸含量は肝臓リズムの指標として有力と考えられる。
肝臓障害物質であるチオアセトアミドを用いて、肝障害に伴なう運動機能障害を検討した。運動機能障害は、行動量、運動協調性、痛み反射(オープンブイールドテスト、ロータロッドテスト、テールフリックテスト)により評価した。Wistar系雄性ラットにチオアセトアミドを腹腔内投与したところ、用量依存的な行動量減少、運動協調性の低下、痛み刺激反応潜時の延長が観察され、高用量投与群では約半数の個体が昏睡に至った。血液生化学試験では血清ALT活性、血清ALP活性の上昇が認められた。また、血中アンモニア値の上昇、フィッシャー比の減少も認められたことから、チオアセトアミド投与により肝性脳症様の障害が発症したと考えられる。チオアセトアミド投与後のラットは夜間(活動期)の行動量減少が顕著であり、肝障害と生体リズム異常との関連が考えられる。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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