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2006 Fiscal Year Annual Research Report

NKT細胞を利用したGVHDとGVLの分離

Research Project

Project/Area Number 18790655
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

橋本 大吾  九州大学, 病院, 医員 (20419576)

Keywords移植片対宿主病 / 移植片対白血病効果 / 造血幹細胞移植 / 白血病 / NKT細胞 / galactosylceramide
Research Abstract

<方法>
主要組織適合性抗原(MHC)ミスマッチの骨髄移植を行った後、α-galactosylceramide(αGC)によりNKT細胞を刺激して移植片対宿主病(GVHD)および移植片対白血病(GVL)効果を評価した。ドナーはB6(H-2^b)、レシピエントはB6D2F1(H-^<2b/d>)を使用し、全身放射線照射10Gy後にドナーから採取した骨髄細胞5x10^6個と脾細胞5x10^6個を輸注した。抗腫瘍効果をみるためにP815(H-2^d)を50000個輸注した。αGCは100μg/kgBWを移植後Day4,6,8またはDay7,9,11に腹腔内投与した。
<結果>
1,マウス同種移植後にαGCを投与する事によってGVL効果が増強された
αGCをDay0に投与した場合、GVHDが有意に抑制されるもののGVL効果には影響が無い事を確認した。αGCをDay4,6,8またはDay7,9,11に輸注した場合はいずれも、有意に腫瘍による死亡を抑制した(Day60の生存率はαGC投与群85% vs 非投与群22%,p<0.05)。
2,マウス同種移植後にNKT細胞刺激を行ってもGVHDの重症度は変化しなかった
体重変動やclinical GVHD scoreなどはαGC投与群と非投与群で有意差はなかった。
3,NKT細胞刺激による抗腫瘍効果の増強にはアロ反応が必要であった
αGCによる抗腫瘍効果がアロ反応依存性である事を示すため、前処置や輸注細胞数はそのままでドナーをB6D2F1に変えてsyngeneicの移植を行った。αGCをD4,6,8と投与したが投与群・非投与群ともに移植後Day18までに腫瘍によって死亡した。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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