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2006 Fiscal Year Annual Research Report

貪食細胞における自己貪食現象による病原菌処理の分子機構に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 18790674
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

五味 和紀  東北大学, 病院, 助手 (20400335)

Keywords自然免疫 / autophagy / Toll-like receptor
Research Abstract

1、Autophagy実験系の確立
マウスマクロファージ細胞株RAW264.7及びJ774.1において、これまで報告されている自己貪食現象(autophagy)の誘導条件により実際に、Autophagosomeが誘導できることを確かめた。
具体的には、RAW264.7及びJ774.1細胞株を(1)stervation mediumでの培養、(2)rapamycin添加培地(25μg/ml)で2時間培養し、×1000で観察した。コントロールの細胞に比較し、隔離膜で覆われた、Autophagosomeの出現が確かめられた。
2、Autophagy現象に関わる受容体の同定
貪食細胞の代表的受容体TLR familyに着目して実験を行った。
本研究ではAutophagy現象に関わる受容体を同定することが目的である。
まず我々は病原微生物の受容体TLR2、TLR4を強発現したマウスproB細胞株、BaF3細胞を作成し、これらの細胞において、Autophagyを誘導すると考えられる細胞内寄生菌、P.acne菌が刺激作用を持つかを検討したところ、P.acne菌はTLR2を介して、BaF3細胞株を活性化した。
また受容体TLR2を発現したBaF3細胞に、さらに細胞内シグナル伝達経路のkey moleculeであるNF-κBレポーター遺伝子を発現させた細胞を作成し、この細胞をP.acne菌で刺激したところ、NF-κBの活性化が観察された。
以上より、今後このTLR2、TLR4発現BaF3細胞において、従来報告されている(1)stervation medium、(2)rapamycin、によるautophagy誘導と同様の現象が認められるかを、これらのTLR強制発現BaF3細胞株を用いて検討する。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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