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2006 Fiscal Year Annual Research Report

血中Dダイマーを用いた身体拘束患者における深部静脈血栓症のスクリーニング法の確立

Research Project

Project/Area Number 18790828
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

後藤 太郎  岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 非常勤講師 (00422733)

Keywords深部静脈血栓症 / 肺血栓塞栓症 / 静脈血栓塞栓症 / 精神科身体拘束 / Dダイマー
Research Abstract

本研究の目的は精神科病棟での身体拘束中に致命的な合併症となりうる、深部静脈血栓症(deep venous thrombosis ; DVT)をスクリーニングする方法を確立することである。その目的のために本研究ではDダイマーに着目、Dダイマーを用いた精神科病棟でDVT巣クリーニング法を確立する。本年度の目標は、定量法・定性法を含むDダイマー測定系を確率し、健常人を対象として複数回にわたり測定し、各手法のメリット・デメリットを抽出し、実際の患者に用いるため準備をすることである。
プロトコールは岐阜大学倫理委員会の承認を得て、ヘルシンキ宣言に則り行われた。健常ボタンティア(n=13)に対して実験の説明を文書で行い、参加同意を文書で得た。各被験者に対しては事前に問診を行い、重篤な身体疾患や凝固系異常のあるものは実験から除外した。実験期間を通して、飲酒や喫煙を禁じた。Dダイマーの測定は、Latex法を用いた定量法、迅速キットを用いた定性法の2種類を用いた。各被験者は日常生活を送りながら、実験日(1月30日、31日、2月5日、8日、11日、14日)に真空採血管を用いて採血した。採取した血液を用いて上記2種類のDダイマーを測定した。
得られたすべてのサンプルに対して2種類の手法によるDダイマーの測定値がえられた。
1 Latex法を用いた定量法では、Dダイマー値は実験期間を通じて安定した値をしめし、個体内での変動は少なかった。しかし個体間の偏差がみられた。
2 迅速キットを用いた定性法は定量法と比べて測定が容易であった。本法における測定結果はLatex法を用いた定量法とよく相関した。
本年度の研究により、定性法・定量法を含むDダイマーの測定系を確率した。これを用いて次年度、実際の患者を用いて研究をする予定である。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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