2006 Fiscal Year Annual Research Report
概日リズム障害と気分障害を包括的にとらえたゲノム医学的研究
Project/Area Number |
18790855
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
北島 剛司 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (40360234)
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Keywords | 気分障害 / 概日リズム / 時計遺伝子 / 薬物反応 / 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 |
Research Abstract |
1)当院を受診しDSM-IVで診断された161名の双極性障害患者と192名の健常者、および2)当院を受診しDSM-IVで診断され、初診時に未治療でHamiltonうつ病評価尺度(HAM-D)スコアが12点以上の100名の大うつ病性障害患者を対象とし、倫理審査委員会の承認に基づいて説明と同意の上、遺伝子検体を得た。2)においては、Flivoxamine(FLV)を投与後8週間後にもHAM-Dを施行し、7点以下のものを寛解・それ以外を非寛解として2群に分けた。気分障害と概日リズム障害と双方に関与が示唆されている時計遺伝子CLOCKについて、HapMapから日本人におけるLDブロックを推測し、これに基づいて頻度の高い一塩基多型(SNP)をhtSNPとして選定し、更にこれまで概日リズムや気分に関与が報告されている3111T>C多型につき、RFLP法、ダイレクトシークエンス法(サイクルシークエンス法による)、Taqman法によってgenotypingを施行した。1)2)共に群間でアレルワイズとハプロタイプワイズ双方で関連解析を行った。(解析にはソフトウェアとしてPowerMarkerを使用した)。1)の双極性障害については有意な関連は認められなかったが、2)のFLV反応性に関してはhtSNPの1つに有意な関連が認めれた。なお、研究補助金は上記のサイクルシークエンス法、RFLP法、これらの基礎となるPCR法を行うための試薬などの消耗品の購入に活用された。
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Research Products
(6 results)