2007 Fiscal Year Annual Research Report
イメージングを用いた分子標的薬の腫瘍内分布に関する検討
Project/Area Number |
18790886
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
細井 理恵 Osaka University, 医学系研究科, 助教 (30291446)
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Keywords | C10グリオーマ / ^<18>F-FDG / ^3H-PK11195 / ^<14>C-酢酸 / ^<14>C-Benzyl acetate |
Research Abstract |
今年度はマウスC10グリオーマを用いた検討を行った。マウス大腿部にC10グリオーマ細胞を8x1O^6個移植し腫瘍径が約10-15mmとなったものを実験に用いた。^<18>F-FDGをゴールデンスタンダードとして用い、各種トレーサを^<18>F-FDGと同時投与し、同一腫瘍内での取込みの比較を行った。 ^<18>F-FDGと^3H-PK11195を比較するとFDGは10%dose/g程度の取込みを示すのに対し、末梢性BZ受容体リガンドであるPK11195の取込みは2.5%dose/g程度であった。また腫瘍内分布はFDGはヘテロであるのに対し、PKl1195は比較的均一であった。また、グリアに選択的なリガンドである^<14>C-酢酸の取込みは約1%dose/gであり、^<18>F-FDGと比較すると1/10程度であった。腫瘍内分布はどちらもヘテロであったが、高取込み領域が^<18>F-FDGと^<14>C-酢酸とでは一部異なっており、腫瘍内における代謝の不均一性が示された。また、^<14>C-酢酸の誘導体である^<14>C-Benzyl acetate(BA)を新規に開発し検討に用いた。^<14>C-BAは脳においては^<14>C-酢酸の10倍以上の取込みを示すことが明らかとなっている。C10グリオーマ移植マウスにおける^<14>C-BAの取込みは脳では10%dose/gと高取込みを認めたが、腫瘍においては約1-1.5%dose/gであり、酢酸と比較すると若干の取込み改善が認められた程度であった。腫瘍内分布については^<18>F-FDGと比較すると均一であった。
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Research Products
(2 results)