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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ラット由来骨髄間葉系細胞の骨分化におけるFAS-FASL経路の機能解明

Research Project

Project/Area Number 18791036
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

酒井 良忠  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (90397802)

Keywords骨髄幹細胞 / 骨分化 / FAS / FASL
Research Abstract

今回われわれは骨髄幹細胞の骨分化過程におけるFas-FasL経路の役割解明を目的に研究を行っている。ラット由来骨髄細胞は、ラット大腿骨から無菌的に採取し、15%FBS含有α-MEMを用いて付着細胞を培養し、実験に供した。これを10000個/cm2の濃度で播種し、コントロール培地(10%FBS含有α-MEM)と骨分化培地(10%FBS、デキサメタゾン、β-グリセロリン酸、アスコルビン酸含有α-MEM)にて培養を行った。
1週、2週、3週、4週の時点で、細胞溶解液(trighton100をベースにしたLysis Buffer)とTotal RNA(TRIzolもしくはRNA EASY KIT)を採取し、realtime RT-RCR、ウエスタンブロット法を用いてFASLの発現解析を行った。
Realtime RT-PCR法によるm-RNAの発現解析においては、1,2,3,4週の各時点において、コントロール培地の群が骨分化培地で刺激した群に比べて、FalLのm-RNAをより多く発現していた。細胞溶解液を用いたウエスタンブロット法によるmFasLの存在量も、同様に1,2,3,4週の各時点においてコントロール培地の群が骨分化培地で刺激した群に比べて、mFasLをより多く発現していた。また経時的にみると、コントロール群においても、骨分化培地群に於もともに、FasLの発現は時間が経過するとともに、低下していた。
また、現在分泌型のsFasLにて刺激したラット由来骨髄幹細胞における、骨分化マーカーの発現について検討を行っているところである。
現在のところ、まだ確定的な状況ではないが、骨分化過程においてFasLの発現が動いていることにより、この経路が骨分化過程において何らかの作用を有しているものと推察している。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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