2007 Fiscal Year Annual Research Report
セボフルラン誘発生呼吸抑制の検討:新生ラット単離脳幹標本を用いた基礎的研究
Project/Area Number |
18791106
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Research Institution | Kitasato Institute |
Principal Investigator |
栗林 淳也 Kitasato Institute, 北里研究所病院, 研究員 (40327599)
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Keywords | セボフルラン / 呼吸ニューロン / パッチクランプ / 単離脳幹標本 |
Research Abstract |
昨年、Xth Oxford Conference on Modeling and Control of Breathing(Lake Louise, Canada)において発表した内容についての追加実験を行った。その際、購入した光源装置(ニコン社製)を用いることにより、良好な記録が可能となった。この研究結果を"CO_2-sensitivity of GABAergic Neurons in the Ventral Medullary Surface of GAD67-GFP Knock-in Neonatal Mice"として雑誌、Integration in Respiratory Control-from Genes to Systems(Advances in Experimental Medicine and Biology Series)に発表した。 セボフルランの延髄呼吸ニューロンへの影響は、昨年度に引き続きホールセルパッチクランプ法で調査した。さらに、脊髄レベルでのセボフルランの呼吸への影響を調べるため、横隔神経の運動ニューロンも同様に記録した。前吸息性、呼息性、横隔神経運動ニューロンの活動はセボフルランで抑制されたが、吸息性ニューロンの活動は抑制されなかった。この研究結果はAmerican Society of AnesthesiologistsのAnnual Meeting(San Francisco, USA)で発表した。現在、米国の雑誌に投稿する準備を進めている。
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Research Products
(2 results)