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2006 Fiscal Year Annual Research Report

MSI陽性子宮体癌に対する新しい検査法と治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 18791183
Research Institution独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター)

Principal Investigator

岩田 卓  独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), 政策医療企画研究部, 研究員 (30296652)

KeywordsMSI / 子宮体癌 / 大腸癌 / PTEN / TGFβR2
Research Abstract

Mlcrosatellite不安定性陽性(MSI)関連腫瘍において、フレームシフトの結果産生されると考えられる変異タンパクの部分を含むヒスチジン標識融合タンパクをpET32を用いて大腸菌で作成した。作成したタンパクはMSI標的遺伝子であるTGFβR2、PTENのフレームシフト変異タンパクである。これら変異タンパクと子宮体癌・大腸癌患者血清を用いてウェスタンブロット法で癌患者血清中の変異タンパクに対する抗体保有を検討した。また、MSIの有無によって抗体保有率に差があるか検討するために子宮体癌患者40症例でMSIの検索を行い、MSIstatusによる抗体保有率を検討した。
(結果)
PTENの変異タンパクに対する抗体を検出したのは子宮体癌40例中5例、大腸癌20例中2例であった。TGFβR2の変異タンパクに対する抗体を検出したのは子宮体癌40例中5例、大腸癌20例中5例であった。
MSI statusの検討では子宮体癌40例中13例がMSI-H、17例がMSI-LまたはMSSであった。MSIstatusと変異タンパクに対する抗体保有との関連を検討したが有意差はなかった。なお、大腸癌のMSI-H症例4例で同様にTGFβR2変異タンパクに対する抗体保有を検討したが、1例で抗体保有を確認し、この症例は変異のない正常TGFβR2タンパクに対しても抗体を有していた。
(考察)
癌患者血清中にMSIの結果生じる変異タンパクに対する抗体が存在していることを確認した。今後、ELISAなどを用いてより詳細に抗体検出を試みMSI statusとの関連を検討していく。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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