2007 Fiscal Year Annual Research Report
反回神経損傷後初期の疑核神経細胞におけるStat3標的遺伝子群の網羅的探索
Project/Area Number |
18791226
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
廣田 隆一 Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 助教 (70405306)
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Keywords | 遺伝子 / 脳・神経 / シグナル伝達 |
Research Abstract |
ラットの甲状披裂筋を麻酔下に露出し,ここにDiIを注入,疑核運動神経細胞標識ラットの作成を行なった。引き続き,ラットの右反回神経を切断,術後の各時期に脳幹を摘出,30μm厚の切片を作成し,これを膜スライドに貼付した。今回の科学研究費補助により設置した落射蛍光装置によりDiI標識疑核運動神経細胞を確認しえた。この落射蛍光装置を用いDiI標識疑核運動神経細胞を含む切片をマイクロマニピュレーターを用いてトリミングし,標識神経細胞を単一細胞レベルで採取した。この疑核運動神経細胞からtotal RNA抽出を行い,それを元に第1鎖cDNA合成とそれに続くPCR反応による全cDNA増幅を行なった。単一細胞レベルでも十分なcDNAを得ることができた。 つづいて単一細胞由来cDNAを用いたサブトラクションPCR法による発現変動遺伝子群の網羅的スクリーニングをおこなった。cDNAを用いてサプレッションサブトラクションPCR法により発現上昇した遺伝子群のcDNA断片の濃縮を行ない,それらをクローニングした。各時期のcDNAクローニングに引き続き,変動遺伝子の解析を鋭意施行中である。
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