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2006 Fiscal Year Annual Research Report

慢性副鼻腔炎における予後不良因子の遺伝子発現制御機構に関する解析と臨床応用

Research Project

Project/Area Number 18791239
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

吉川 衛  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50277092)

Keywords慢性副鼻腔炎 / 自然免疫 / 線維芽細胞 / クロマチンリモデリング / 遺伝子発現制御
Research Abstract

慢性副鼻腔炎の治療においては少なからず予後不良例が存在しており、このような症例では何らかの予後不良因子の存在が推測された。既に、これまでの検討によって鼻組織由来線維芽細胞のウイルス感染に対する反応性の違いが慢性副鼻腔炎の予後に関与する可能性が示唆された。そこで、なぜこのような難治症例由来の細胞において自然免疫の反応性の違いが生じるのかという疑問を解明することを目的として、炎症組織に存在する細胞のクロマチン構造の変化や転写制御を含めた遺伝子発現制御機構に着目し、これまでの解析で抽出された予後不良因子についてそれぞれ検討を行った。まず、慢性副鼻腔炎患者を1.気管支喘息合併例、2.アスピリン喘息合併例、3.1および2の合併のない症例と分類して、鼻組織の遺伝子発現制御機構の解析について同意を得た後、1、2、3の病態群につきそれぞれ10例ずつより、手術中に鼻組織(具体的には鼻腔ポリープ)を採取し、線維芽細胞を培養した。その後、これまでの検討によって予後不良因子として抽出された遺伝子について、それぞれReal-time PCRで再度mRNA発現を確認した。その中でから再現性のあった遺伝子について、さらにELISAやWestern blotにて蛋白レベルで発現を確認した。ここまで発現の確認できた遺伝子の中から、文献的考察を加えた上で病態に関与していると思われる候補遺伝子を抽出し、その発現を制御する転写因子などの中でクロマチンリモデリングを生じていると考えられる因子について検討をおこなった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Nasal Fibroblasts Derived from Allergic Patients Retain Their Typical Gene Expression Profile in Culture2007

    • Author(s)
      Yoshikawa M, Yoshimura T, Okada N, Saito H, Moriyama H
    • Journal Title

      The Journal of Allergy and Clinical Immunology 119・1

      Pages: S296

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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