2007 Fiscal Year Annual Research Report
胎仔小腸分離細胞の再構築過程における腸管壁内神経細胞遊走のメカニズム
Project/Area Number |
18791316
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
米川 浩伸 Saitama Medical University, 医学部, 講師 (00296279)
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Keywords | 胎仔マウス小腸 / 再構築細胞塊 / 腸管壁内神経 / 細胞遊走 |
Research Abstract |
実験方法:胎齢15.5日のICRマウスから小腸を摘出、細切し、0.1%collagenase/dispaseで消化して個々の細胞単位に分離、細胞浮遊液を作る。800回/10minで遠心分離後、上澄を捨て高濃度細胞浮遊液を作る。steinless網にmembrane filterを乗せこの上に15μ1の高濃度細胞浮遊液を直径5〜6mmにスポットする。培養器で培養37℃,5%CO2/95%空気の条件で約一週間培養。培養液は2日おきに取り換えた。培養液はHam F-12液(Bioproducts, Maryland)に20%ウシ胎児血、50units/mlペニシリン、50mg/mlストレプトマイシン、50mg/mlアスコルビン酸、10μ1/ml non-essential amino acids(NEAA), 2mg/mlグルコースを含む。約2mmlの培養液(HAM F12+FBS)を加えて培養を行う。経日的に細胞塊を固定して以下の免疫組織学的検討を行った。 1)ヘマトキシレン・エオジン染色及びKarnovsky-Root法によるacetylcholinesterase染色 2)S-100蛋白染色 3)Myelin basic protein (D-18): sc-13912の免疫染色を施行した。 結果:18年度の結果と同じくヘマトキシレン・エオジン染色で培養開始5日目より一層上皮を認める細胞塊を形成するのが確認でacetylcholinesterase染色、S-100蛋白染色で神経線維が染色され1日目から7日目まで秩序なく染色された。今回さらに細胞塊内にMyelin basic protein (D-18): sc-13912の免疫染色も1日目から粘膜下の雑多な細胞塊内に秩序なく染色を認め7日目まで変化はなかった。
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