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2006 Fiscal Year Annual Research Report

血液中,細菌DNA,mRNA定量による,敗血症の迅速診断と,抗菌薬の効果判定

Research Project

Project/Area Number 18791334
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

山田 徹  岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 非常勤講師 (50334933)

Keywords感染症 / 集中治療 / 迅速診断 / 遺伝子診断 / 耐菌性
Research Abstract

敗血症の臓器障害において、その予後に大きく関与すると思われる血小板の機能に注目し、血小板凝集における細胞内情報伝達機構の解析を低分子量ストレス蛋白質(heat shock protein : HSP)の一つであるHSP27のリン酸化との関連において検討し、以下の点を明らかとした。
(1)血小板凝集における細胞内情報伝達機構の解析を行った。ADPはp44/p42MAPキナーゼ,p38MAPキナーゼおよびSAPK/JNKを活性化した。更に、これらの蛋白質の活性化に伴vKHSP27の二箇所のセリンのリン酸化が惹起されることを明らかとした。
(2)ヒト血小板上に存在するADPの受容体である、P2Y1受容体およびP2Y12受容体のアンタゴニストを用い、ADPによる細胞内情報伝達機構を検討した。P2Y1受容体のアンタゴニストでは認められなかったがP2Y12受容体アンタゴニストによりADPによる血小板凝集能は用量依存性に抑制された。また、これに伴いP44/42MAPキナーゼ、P38MAPキナーゼおよびSAPK/JNKの活性化は抑制された。さらに、ADPによるHSP27のリン酸化も濃度依存性に抑制されることを見出した。
以上の結果から、血小板においてADPはP2Y12受容体を介し血小板凝集能を促進していること及び同時にHSP27のリン酸化を促進することが示唆された。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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