実用型口内法X線撮影シミュレーションシステムの開発

2006 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 18791383
• Research Institution: Kyushu University
• Principal Investigator: 岡村 和俊 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (20346802)
• Keywords: 口内法X線撮影 / シミュレーション / 学生実習

Research Abstract

学生の口内法X線撮影に関しては、その基本的理解に差がある上に、撮影実習時間に限りがあるため、最終的な撮影技術にかなりの差がつく可能性がある。我々は、自主学習に応用できるよう、通常の撮影セッティングのような動作を行い、X線を照射することなく、その位置付けにあったX線様像が画面に表示されるシステムを作成させることを最終目標とし、常に開発していた机上モデルを臨床的立場から評価する(第47回日本歯科放射線学会総会 2006.6東京にて発表)とともに、より広範囲の位置情報を取得できるようプログラムを作成した。新たなプログラムに関しては位置座標を数値入力することにより、実際の撮影像と同様の教育効果が期待できる画像が取得出来ることが確認された。また、実際の撮影装置のアーム・照射筒の重量感・機構が同程度となるようにアルミフレームなどを利用した擬似撮影装置を作成した。擬似撮影対象は撮影用X線ファントムの歯列印象より作製した石膏模型であり、上顎模型・フィルム及び擬似撮影装置の照射筒の位置情報を取得し、PC上のX撮影プログラムと県道するもとした。投影方向などによりPCモニター上の投影像が変化する状態まで確認しているが、その精度や擬似装置の動きなどに対する評価は来年度実施予定であ。