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2006 Fiscal Year Annual Research Report

口腔内モデルを用いた根面齲蝕の経時的再石灰化様相

Research Project

Project/Area Number 18791413
Research InstitutionKanagawa Dental College

Principal Investigator

椎谷 亨  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (40350532)

Keywords初期齲蝕病巣作製 / ウシエナメル質 / bulk試料 / in situ / 軟X線撮影(TMR) / ミネラルプロファイル
Research Abstract

1.初期齲蝕病巣試片の作製
ウシ下顎切歯の歯冠部唇側から、縦3cm、横4cmの試片を2個切り出し、そのエナメル質表面をNo.2000耐水研磨紙により平らにした。そのBulkを円筒形のプラスチック容器の底に固定し、ネイルバーニッシュにて2×3mmの窓あけを行った。その後、methocel gelをエナメル質露出面より上方2cmまで注ぎ入れ、24時間後に脱灰液200ml(0.1M lactic acid、pH4.6)を加え、37℃恒温槽にて7日間静置した。この方法によりエナメル質表面に表層下齲蝕病巣を作製した。
2.独自口腔内装置の作製および含口の方法について
口腔内装置として、上下面に金属製のメッシュ構造を持つ臨界点乾燥用包埋カゴ(直径20mm×厚さ8mm)を用いた。すなわち上記人工齲蝕試片を縦0.65cm、横1.75cmの厚手の撥水性紙片に表裏2つずつになるようにアロンアルファーにて接着し、その一式を包埋カゴの中に挿入し、装置とした。
装置の含口は、1日3回の食事そしてフッ化物非含有歯磨剤によるブラッシング後1時間を避けることとし、夜間就寝中は、湿度100%中にて保管した。
3.軟X線撮影による定量的分析
4週間後にエナメルbulkを取り出した。脱灰のみのものと合わせ、通法通りレジン包埋を行い、厚さ150μmに薄切したものを、軟X線装置にてTransversal Microradiography (TMR)撮影した。
4.これまでに得られた結果
4週間後に得られたミネラルプロファイルは、基準病巣と比較し、病巣体部のミネラル量が若干増加し、その深度もやや浅い位置に移動する傾向が認められた。しかし、表層ピークのミネラル量にほとんど変化は見られず、100μm付近より深い部分ではそのミネラル量にほとんど違いは認められなかった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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