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2006 Fiscal Year Annual Research Report

臼歯喪失歯数の多寡が高次脳機能に及ぼす影響の検討

Research Project

Project/Area Number 18791447
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

山崎 薫子  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (50405784)

Keywords動物 / 学習 / 記憶 / 遺伝子 / 歯学
Research Abstract

ラット臼歯喪失が空間学習記憶能に障害を来すことが明らかにされつつある。
近年、学習記憶のメカニズムについて分子レベルでの解明に関心が深まる中で未だ不明な点が多い。本研究の目的はラットにおける臼歯喪失歯数の多寡が高次脳機能に及ぼす影響を明らかにすることであり、木年度は今後の研究の展開に対して予備実験を実施し、ラット臼歯喪失と空間学習記憶能測定の基本的実験法の確立を行った。
1.実験動物は比較的飼育や抜歯が容易で空間学習記憶能でも成績がよいとされるWistar系雄性ラットとする。
2.実験群は非抜歯のラットをコントロール群として、上顎第一、二、三臼歯(計6臼歯)を抜歯したラットをExt群として2群を設定する。
3.迷路装置は多用化される水迷路も検討したが、ストレス要因が多いため、他に海馬系の損傷に鋭敏で再現性が高いことなどが評価された8方向放射状迷路とする。学習記憶能の評価項目はそれぞれ性質の異なった項目である正選択数、エラー数、試行時間とする。
4.屠殺方法は行動学的観察の後に脳を摘出し、脳切片を作製するためラット体内から抜血が必要で、また可能な限り生存状態のまま取り出すことを考慮し灌流固定とする。
5.脳切片の作製は通法に従い灌流固定後取り出した脳を4%中性緩衝ホルマリン固定液で24時間浸漬固定し、水洗、脱水後パラフィン包埋した後、一番観察が容易である厚さ7μmの前頭断連続切片として作製する。
6.脳切片の染色法は海馬錐体細胞の観察はNissl染色を施す。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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