2008 Fiscal Year Final Research Report
Activation of Transcriptional co-activator PGC-1 alpha regulate skeletal muscle fiber type and facial morphologies in rat
Project/Area Number |
18791544
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthodontic/Pediatric dentistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 筋線維組成 / 形態形成 / PGC-1α / PPARδ |
Research Abstract |
成長過程においてPGC-1遺伝子発現を増強する事が知られているPPARδアゴニスト(GW501516)を咀嚼機能が開始される生後5週齢のラットにアラビアゴムに混ぜて経口投与した。 4週後、PPARδアゴニストを投与されたラットではアラビアゴムのみ投与されたラットに比べて咬筋にける筋線維組成が遅筋優位の組成になる傾向が認められた。 顎顔面形態について側面セファロ規格撮影を行い計測した結果、顎顔面の成長に対して下顎枝等をはじめとする局所的なサイズの有意な減少が実験群において認められ、下肢の頚骨の長さについて同様に規格撮影を行って比較したところ実験群の方が有意に短い結果が得られた。 下顎頭の構造について組織観察を行ったところ両群間で明らかな違いは認められなかった。 骨格筋筋線維組成が遅筋優位になると持久力は増加するが筋力自体は減少する事は以前より知られている。 この現象は咀嚼筋にも同様に起こり、骨格を主体とした顎顔面の成長に対して局所的なサイズの変化が引き起こされ、その結果として筋の性質特有の顎顔面形態が形成されると考えられる。顎顔面形態形成において筋線維組成は重要な役割を果たす可能性が示唆された。
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Research Products
(7 results)